海外(オフショア)の積み立て保険(ファンド)に投資はするな

 

過去に流行った

「フレンズプロビデント」
「ハンサード」
「ロイヤルロンドン」
「スタンダードライフ」

などなど、

俗にいうオフショア投資と呼ばれる
海外積立系の保険商品(ファンド)について、
個人的になのですが、いまだに魅力を感じれません。

 

今は国内での営業にだいぶ制限がかかっているようで、
なかなか聞かなくなりましたが、

(最近神田がそういう系統の方と
お会いしていないだけかもしれませんが(汗))

香港や海外に日本人を連れていき、
そこで契約をさせれば規制にかからないようで、
そのような営業をしている方は未だ根強く残っているようです。

 

その根強く残っている営業マンから営業を受けたのか、
神田の一緒に商売をさせていただいている方が、
先日、突然香港に行くと言い出し、
その保険の契約をしてくるというのです。

紹介したのはこれまた知人とのことで神田自身中立に徹しまして、
(いつから営業していたのだろう、、、という感じですが(汗))
止めることも促すことも控えました、、、。

 

でも、個人的に言わせていただくのであれば、
絶対的に「反対」なのです、、、。

 

目次

オフショア積立保険(ファンド)がダメだと思うその仕組みとは

オフショア投資は大体25年の契約をする方が多く
これは長期投資であればあるほど、
その投資としてのメリットや効果を享受しやすい、
という理由が一つと、

「ブローカー(営業マン)のコミッションが
 一番高くいただけるから」

なのです。

 

神田も営業経験があるので、やはり

「手数料・コミッションが一番高いものを売る」

というのは仕事やビジネスとしては正解ですが、
お客として接する場合、そういう営業マンは
「最悪・最低」なのです。

 

誤解なさるといけないので言っておくと、
どちらかが悪いということを言っているのではなく、
営業を受ける側がそれを理解して、
そのうえで接さないといけないわけです。

 

一方で、営業マンについてはもう少し、
そのお客様のことを考えて、
営業業務をしてほしいなぁと、
感じる次第です。

 

しかし、なんで25年間のものが
一番コミッションが高いかというと、
単純に投資家(お客様?)の資金を運用している
保険会社が一番儲かるからなわけです。

 

保険会社の受け取る手数料を見てみると、、、

(つまり投資家が払う手数料)

まず積み立てるお金は2つのユニットに振り分けられるわけです。

 

初めの18~24カ月分は初期ユニット
それ以降、満期までの間の分を貯蓄ユニット

と呼ぶのですが、この2つではかかる手数料が異なるのです。

 

初期ユニットには大体
年間6~8%ほどの手数料が発生するのです。

その後の貯蓄ユニットには
1%程度の手数料が発生します。

 

冷静に考えてほしいのですが、

「年間6~8%」

って尋常じゃない数値ではないですか!?

 

ポートフォリオの平均運用利回りが6~8%であれば、
初めのおよそ2年間は一切増えません。
(リスクを負っているのにも関わらず)

 

次の1年間(3年目)はリスクをとっているのにもかかわらず
2~3%程度しか増えません。

(初期ユニット分に6~8%の手数料が取られているので
大体これくらいの利回りに落ちます。
しかもこの手数料は成功報酬ですらありません、、、)

 

4年目にはやっと半分ほどになって4%、、、

 

資金が小さいうちはあまり複利の効果も、
運用によって増える効果も小さいので、

「まぁしょうがないじゃん」

と思っているのであれば、それは
「カモ」になっているだけなのでお気を付けください。

 

手数料が実際どれくらいかかるのかのシミュレーション

月5万円積み立てている方の場合
初期ユニットが24カ月であれば、
120万円になります。

 

その8%であれば9万6千円
およそ10万円になります。

 

つまり、毎月5万円ずつ積み立てている、
その2カ月分が毎年初期ユニット分の手数料として、
支払われているのです。

 

なんだかこれって増えるイメージ持てますか?

 

ここを突っ込むと、
大体のブローカーさん(営業マン)は

「年率10%以上とか余裕で出てますんで大丈夫ですよ!」

とかいうのですが、真面目な方(もう長くやっている方)に質問をすると、

「そんな数字出るわけないじゃないですか!?(汗)」

などと言われます、、、。

 

もちろん、新興国や株式の伸びるタイミングに合わせて、
ポジションを持っていれば増えるでしょうけど、
下がるときにも同じくらい下がるリスクを
負っていることを理解した方が良いですよね。

 

さんざん日本の投資信託は悪質だ!手数料が高すぎる!
とか言われているのにも関わらず、
結局こういうところに手を出してしまったら、
おんなじ問題と向き合う必要があるのです、、、(汗)。

 

資産の管理を自分でやる

こちらの記事でも日本の投資信託が高い、
ということを書いてまいりましたが、
オフショアの保険の方が高いような気がしてしまうのです。

⇒ 投資信託は買うべき?買わないべき?本当に良い投資となるのか?

 

それであれば

「上がり続ける米国株」とお金に一生困らない方法

で解説をした通り、米国株の指数のノーロードファンド
(管理手数料等のかからないもの)を何も考えず
ドルコスト平均法で買っている方がよほどましな気がします。

 

ましてや、世界中の株式はアメリカの株式が下がれば、
それに呼応するように下落するはずで、
アメリカの株式が世の中の中心なわけです、、、。

 

不安であれば、日本の株式指数や、
欧州の株式指数、余力があれば
新興国の株式関係も買ってみたらよいんじゃないかなと思います。

 

「その分配比率を考えるのがプロの役割で
完全お任せでやりますよ」

というのがオフショア保険の理屈なのでしょうけど、
そんな難しいことしてませんし、
それくらいわからないなら積み立てとかは
しない方がよいかと思います(汗)。

 

だって、損失が出た時に、
自分で責任取れませんので、そういう方は、、、。

単純に判断をしたのは自分だから仕方ない、
何とかしなきゃ、、、

ということではなく、

あいつのせいだ、
利益が得るとか言っていたじゃないか、、、
どうしよう、、、

とか思ってしまうわけです。

 

ご自身の判断なのに、
後悔をしてしまうわけですね。

 

誰かに任せるのは楽ですが、
その分高額な手数料を払う必要があるわけです。

 

もちろんその方がよいという方もいるかと思いますので、
ご自身の方針や考え方に応じて、
使うことをお勧めいたします。

(神田は絶対にこういった保険では積み立てません)

 

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