レールの先がないジェットコースター

※こちらの記事は「ファンド資金が全て喪失、、、人生の二番底のスタート地点」
の続きの記事となっております。

 

だんだんこの辺りのことを書いてよいのだろうか、、、

等を思いつつも、書き始めてしまったので
このブログで私の体験したことを、
引き続き書いていこうと思います、、、(汗)。

 

人生2番底の初日が終わり、夜が明けたその日、
逃げ出してしまいたい気持ちがこみ上げてきました。

 

100名以上の投資家が自分のクライアントとして
資金を預けていたのですが、その資金10億が1夜にして消失、、、

 

一体どんな顔をして説明をすればよいのだろうか、、、
一体どんなことを伝えたらよいのだろうか、、、

 

まずは自分の頭の中で整理をして、
順次各投資家の方たちに電話をかけ、
アポイントを設定していきました。

 

そして、遠方の方は直接会おうと思うと
「1カ月後」などとなりかねないため、
電話での説明をすることにしました。

 

しかし、ファンドの他のスタッフからの連絡が入った方がいたり、
投資家の横のつながりから既に話を聞いた方からの電話が鳴ったり、
その日は1日携帯から離れられませんでした。

 

電池が切れてしまうので、充電器をコンセントにさしたまま、
そのままずっと電話をしている状態で、
電話はフルチャージなのに、自分の気持ちは電池切れを起こしそうでした、、、

 

良好な関係を築いていた方がほとんどでしたので、
まずは、冷静に受け止めてくださり、何か分かり次第
経過報告をする約束をしまして、電話を切りました。

 

とはいえ、当然怒り出す方もいますし、
すぐに弁護士に行くという方もいました、、、。

(正常なリアクションだと思いますが、、、(苦笑))

 

そうして数日間は寝る間を惜しみ、
電話をして、投資家と会い、現状の説明をしていきました。

 

一通りの方に話をしている間は、先のことなど考える余裕もなく、
それよりも全員に今の状況を伝えるという義務感というのか、
責任感というのか、その何かが自分を突き動かしていたため、
ぎりぎりのところで行動を続けていけたのですが、
一通り話を伝え終えたところで、どっと疲れが押し寄せてきました、、、。

 

倒れこむようにベットにうずくまりながらも、

「今後のことを考えなくてはいけない、、、」

と思い、寝ることもできずに悩んでいたのを覚えています、、、。

 

ファンドをつぶしてしまうのであれば、
現在のファンドの運用状況を説明する必要があるし、
復活をさせるべく動きをとるのであれば、
その方法を考える必要があります。

 

とはいえ、残った資金がほとんどない状態であれば、
ファンドとして正式な形で復活をさせることは不可能です。

 

となれば、別の形で資金を生み出して
それをファンド資金に充当するということ以外ありません。

 

しかしこれは「補填」という言葉通りの行為となり、
ファンドとしてはご法度の行為になるのです。

(とはいえ、おそらく通知している内容と実際の内容が違うため、
もうすでにご法度の行為には踏み込んでいた状態なのだと思いますが、、、)

 

といっても、100億ほどの金額を補てんするとなれば、
ちょっと考えてみればわかると思いますが、
どんなに知恵を絞りだしても補填のしようがないのです、、、。

※たぶん考えなくても分かると思いますが(苦笑)。

 

そんなどうすることもできない状況下で、
その全てと向き合っていかないといけない、
全ての投資家の方と対話をしていかないといけない、
そしてそのためには今の状況を正確に理解をする必要がある、
そう思い、数日間会えていなかったTさんに会いに向かいました。

 

露呈した損失隠しと、レールの先がないジェットコースター

Tさんに会いに事務所に行ったところ、
既に投資家が大挙していました、、、。

 

神田の直接の投資家の方はきてはいませんでしたが、
非常にヒートアップした状態で、
一触即発、何が起きてもおかしくない状態でした。

 

しかし、皆さま大人だったようで、ファンド資金を運用していた
証券口座の履歴開示を求めていたようでした。

 

それは自分も興味があるぞ、と思い投資家側に混ざり、
口座の確認等を行いました。

 

すると、、、

 

いとも簡単に損失隠しが露呈したのでした、、、。

 

とてつもない巨額のロスカットが入っていて、
一晩で半分以上の資金が消し飛んでいました、、、。

 

そこからは転落のスピードは速く、
全資金が消失するまでに、配当が繰り返されただけなのでした、、、。

 

おいおいおい、

あの時の配当って何だったのだろうか、、、
あの時の運用報告書というのは何だったのだろうか、、、
あの時のTさんの言葉はいったい何だったのだろうか、、、

 

一体なんでこんなことをしたのだろう、
なぜこんなばかげたことをしてしまったのだろうと思いました。。。

 

ものすごい短期間で、自らの置かれた環境が激変し、
あたかもジェットコースターに乗っている気分でした。

 

しかも、そのコースターのレールの先は何にも見えないのです。

 

何にも見えず、何にもレールはなく、
ただ突っ走ればレールの外に放り出され、
落下していってしまうのではないか、、、

 

そうしたらその先は一体何が待ち構えているのだろうか、、、

 

もう落ちていき、その先で朽ち果てるしかないのではなかろうか、、、

 

さすがに5000万の借金なんて本当に
大したことがない金額だったなぁと、
再確認をした瞬間でもありました。

 

100億円超ファンドの再建プラン

さて、皆さま

100億円規模で損失が出てしまったファンドはどうなると思いますか???

 

ほとんどの経営者(と呼べるのか不明ですが)が
会社をつぶしたり逃げ出したりするところ、
どうしたら再建できるのでしょうか?

 

その時には弁護士の方に相談をし、
きれいに整理をする、再建をしていくためのプランを相談することになりました。

 

どうするのかというと、まずは、
債権の圧縮をするべきだと提案を受けました。
(ファンド資金の損失は損失隠しがあったことと、
特殊な契約形態の資金があったため、債権となってしまったのです)

 

これまでに配当として払い出した金額を返金分として扱い、
元金との差額を返金をする・しないという議論をする際の
「基準の金額」とするのだそうです。

 

この計算をするとファンド自体は数年続きましたので、
基準となる金額が30%程度に圧縮されました。

 

とはいえ30億円、、、
全くもって喜べる金額でもありません。

 

そこで、次に利益を上げていくプランを考えなくてはいけません。

「Tさんどうして行くつもりですか?」

と聞いてみると、、、

「資金を集めてまた運用をしよう!」

と言うのです、、、

 

金融であけた穴は金融の仕事で埋める

 

なんとなく真っ当に聞こえつつも、
金融の仕事で失敗して穴あけたのにも関わらず、
もう一回金融の仕事をするのかと、うんざりしてしまいました。

 

とはいえ、ITの商売でその金額を返すとなると、、、
上場するくらいの勢いじゃないと返すことは到底不可能です、、、

 

確かにそれくらいしか返金できる術はないのだろうか、
等と30億円を稼いだこともないような人間が集まって
30億円を稼ぐ方法を話し合っていたのです、、、。

 

その時のTさんはきっと精神論を振りかざしていたのだろうと思います。

 

何かあてがあるのかも分かりませんでしたが、
絶対に返せる、30億くらい楽勝だから安心しろよ、
等と言って来るのでした、、、。

 

本当にこの瞬間は、
レールの先が全く見えていませんでした、、、

 

先の見えないレールを進んでみると、、、

⇒ 決して当たらない「一発逆転ホームラン」

 

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