「サラリーマンは副業禁止」
などといわれていますし、
神田の友人も副業が発覚したせいで、
子会社に左遷させられた人がいるのです、
この流れは徐々に変わりつつあるようです。
ですが、「wedge」という雑誌の9月号に
「副業解禁」
というテーマの特集が組まれていました。
IT企業やベンチャーだけでなく大手製造業でも副業が容認されはじめた。優秀な人材の確保、イノベーションの創出、次世代リーダーの育成。企業に横たわる諸課題の解決の一手となるか─。
(引用元:wedge2016年9月号)
IT企業やベンチャー企業だと、
自由な社風、企業風土であったりするため、
「副業がOK」「副業を推奨します!」
なんてわけではないにせよ、
「副業が禁止じゃない」
ということで、社員が外で行うことに寛容であったりするようです。
ですが、最近の企業の中には、
「副業解禁」
というテーマのとおり、副業を推奨するような
企業が増えているというのだから、
非常に素晴らしい世の流れが起きているのではないでしょうか。
「副業解禁」をしている企業の考え方というは、
「会社の外に出て副業をすることで、
新しい経験、新しい知恵を社内に引き込むことができる」
ということなのだそうです。
「多様性から生まれる強み」
これを積極的に企業が取りに行っている、
という状態なのです。
やはり、一企業のなかで、その会社の仕事のみを粛々と取り組み続けている人というのは、
業務処理速度が増えたり、業務知識が増えていくなど、
そういった意味での経験は増えていくのでしょうけども、
正直ビジネススキルというものはさして身につかないものなのです。
会社の仕事って、社員を育てることを目的としておらず、
社員の時間を会社が買っている状態なので、
ただひたすら仕事をさせられるだけなわけなのです。
(当たり前すぎるほど当たり前な話なのですが)
代表的な事例でいえば、
ロート製薬が真っ先に副業解禁として、
有名になりましたが、東洋経済の記事では
非常に興味深いコメントがありました。
「社員が築いた外部人脈が、新規事業への参入のきっかけにもなり得る。」
「さらに言えば、社員に多様性を持たせ、自社のビジネスを積極的に多角化したり、技術が応用できる可能性を広げたりすることで、「有事の際の生き残り」という観点で、強みとなる可能性もあると考えられる。」
「社員が副業を通じて社外で経験や体験を積むことにより、視野が広がり、斬新なアイデアが社内にもたらされることは、ロート製薬の経営方針に合致し、また、企業の競争力や生存力の強化という観点からも、決してマイナスではないであろう。このことは、ロート製薬のみならず、多くの会社においても、副業のもたらすプラスの効果として、同様に考えてもよさそうだ。」
(引用元:東洋経済online)
大企業といえど、変化をしていかないと生き残れない、
その変化の源泉として、社員の副業を推奨する、
という流れなわけです。
神田や様々な方が提唱している「副業」とは
少し毛色が違うようには思いますが、
社外に出て、様々な仕事をするということは、
会社の看板も使わず、個人の力量だけで仕事をするということになるわけです。
自分自身の本当の力や、
自分自身の本来の評価というものが
客観的に見てわかるようになるわけです。
近い将来、営業成績や業務評価以外に、
副業での評価なんてものが見られる時代が
来るかもしれませんね(笑)。
といっても、副業はあくまで副業で、
会社としてはそれを本業にどう生かしていくか、
この最終ポイントに重きを置いているのでしょうから、
単純に副業でお金が稼げました、というだけでは
評価はしてくれないのかもしれませんが。
なんにせよ、世の中が非常に良い流れとなってきていることだと思います。
サラリーマンが会社の仕事以外にも、
社外で個人の仕事を始めることが一般的になれば、
日本の一人当たりの生産性も高まるでしょうし、
活力も高まるでしょうから、日本がもう一段と成長をする
良いきっかけになればよいなと思います。
そして、サラリーマンが堂々と副業をすることができれば、
どんどん自分自身を成長させていくこともできるはずです。
「副業解禁」はまだ少数の企業が取り組んでいる程度ですが、
世の流れがそのように変わり始めてくると、
今まで副業なんてしてこなかったサラリーマンも
堂々と副業を始めるようになってくるはずです。
そうすると、副業の市場でも競争が
激化し始める可能性もあるわけです。
そうすると、副業をするサラリーマンが
たくさん出回り始める前の今というのは、
副業を始めるタイミングとしては良いかもしれませんね。
「副業解禁」
このテーマがもっと広まってしまう前に、
この流れに乗ってまいりましょう。
こんにちは神田つばさです!
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