「武器になる資格」というのは本当に武器になるのか?

 

ユーキャンが今年のトレンド予想として、
「資格所得」についての「意識調査」をしたそうです。

 

その際のテーマは

「今年に武器になると感じた資格は何なのか?」

ということだそうです。

(「感じただけ」というところが気になりますが、、、(笑))

 

調査の対象となったのは、

20~40代のビジネスマン
20~40代の採用担当者
20~40代の転職者

なのだそうです。

(つまり自営業者や起業家は含まれていません)

 

こちらが「武器になる資格」上位5位になります。

 

◆ビジネスパースンが武器になると「感じた」資格上位5つ

1位「ファイナンシャルプランナー(FP)」(32.1%)
2位「TOEICテスト」(23.7%)
3位「社会保険労務士」(18.0%)
4位「ケアマネジャー(介護支援専門職)」(17.5%)
5位「宅建士」(17.1%)

 

◆採用担当者が武器になると「感じた」資格上位5つ

1位「TOEICテスト」(44.0%)
2位「ファイナンシャルプランナー(FP)」(32.0%)
3位「宅建士」(30.0%)
4位「社会保険労務士」(26.7%)
5位「簿記」(26.0%)

 

◆転職者が武器になると「感じた」資格上位5つ

1位「TOEICテスト」(9.0%)
2位「簿記」(7.5%)
3位「宅建士」(3.5%)
4位「FP」(3.0%)
5位「保育士」(2.5%)

(引用元:こちら

 

「200人」ほどの調査だそうですが、
いろんな資格がごちゃごちゃと混ざっているせいで
非常にわかりにくい内容だなと感じました、、、(汗)。

 

その人の立ち位置によって考えることなので、
なんだかけむに巻かれている気分ですね、、、
(ユーキャンの戦略か、担当者が何も考えていないのか)

 

実際の転職した人が役に立った資格5位が「保育士」って、、、

「保育士にならなかったら一生役に立たないんじゃ、、、」

と思うわけです。

 

あ、ただ、神田も「簿記2級」は持っていますが、
確かにこの知識は税理士と話をする時にはずいぶん役に立ってくれています♪
(学生時代に何やってよいかわからなかったので、
とりあえずとってみたというありがちなアレですw)

 

そして、最近妹が転職をするとかで、
貿易事務をやりたいと思い立ったそうです。

その時には関連資格と、英語が必要ということで、
勉強を始めているようです、、、

(以前に教えた副業は飽きたそうです、、、(笑))

 

しかし、資格はこちらの記事でも触れていますが
資格自体が武器になるのは間違いありませんが、
それって「サラリーマンを続けていく」という大前提の上にのみ
成り立つ論理なのです。

 

独立したら何の役にも立ちません。

(不動産業で独立しようと思ったら宅建は必須資格ですが、
資格のある人を雇えばよい話なわけです)

 

サラリーマン生命を長く続けるためには、
おそらく自分の職種と照らし合わせて
資格を選んで取得していけば、職種と資格の相性によっては
リストラを免れたり、転職に成功しやすくなったりと、
武器として使うことができる可能性はあるはずです。

 

しかし、それもうまく使いこなしてこそ。

 

ビジネスマンが「保育士」の資格を取っても、
話のネタにしかなりません、、、。

ネタがほしかったら、
もっと面白いことあると思いますし、、、。

だったら、その時間を趣味に費やして、
ネタを広げる方がよほどよいですよね。

(資格取得が趣味であればそれは止めませんが(笑))

 

それよりも、ヤフオクとかメルカリとか、
アマゾンなどの「物を売る」という技術を磨けば、
すぐにお金になりますし、
ブログを書き続ければ資産になりますし、
トレード技術をちゃんと磨けば、
半年~1年で専業になる人もたくさんいます。

(昔のファンドのお客様でブログを書き続けて
「月100万円」が稼げるようになった、だなんてかたもいるので)

 

「資格」はあくまで目的のために必要なものであって、
安心を得るため、武器を持つために、
目指すものではありませんよね。

 

ユーキャンは勉強してもらってお金がもらえる立場なので、

「資格ってすごいよ!」

という見せ方をしているだけなわけです。

 

情報に振り回されず、
お金を稼ぐ手段・スキルを身に着ける、
ということが最も重要なことであるかと思います。

 

ぜひ、資格を取りたい、取らなきゃ!
と考えていた人は、一度その資格は本当に必要なのか?
それとももっと他に身に着けるスキルはないのか?
ということを考えてみることをお勧めいたします。

 

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