サラリーマンが副業をしようと思うとき、
まっ先に思い浮かぶものの一つが
「投資」ではないでしょうか?
投資の中にも
株式投資やFX、不動産投資、
投資信託等、様々なものがあります。
副業禁止の会社であっても、
そのどれもが副業には当たらず、
「資産運用」という分類になるため、
トラブルになりにくいものとなっています。
そのため、副業というと、
有力な選択肢の一つとなることが多いようです。
しかしながら、投資と思ってやっていることが
「ギャンブル」になってしまっている方が
ことのほか多いように思います。
投資というのは「資産を投じることで、
一定のリターンを期待するもの」です。
その際に、資金等投下する際に得られるリターンは
期待値としてプラスである必要があります。
ここが一番重要ですが、
資金投下をした際に得られるリターンの、
「期待値が明確にプラスであること」
これが最低限の投資の条件となります。
ここが、何となくお金を投じたり、エントリーをしてしまったり、
利益確定ルールや、ロスカットルールが設定されていなかったり、
過去の取引データや検証データなどが全くないという時点であれば、
それはもはや期待値が不明であり、投資ではなく、
「ギャンブル」なのです。
「ギャンブル」になるような取引をしてしまったのであれば、それは、
取引を開始した瞬間から負けが確定しているわけですね。
神田の仕事仲間のひとりで、
趣味で取引をしている方がいますが、
彼はドル円が125円のときに、この勢いでもっと円安が進むのだろうと考え、
ドル円の買いポジションを取得してしまったのだそうです。
しかし、直近の相場では125円をピークとして、
現在107円台までの下落をしています。
125円からさらに伸びることを想定したわけですが、
その判断がどうかは分からないので、置いておくとしても、
想定とずれた際に、ロスカットをすべきであったはずです。
そして、そのためには、どうなったらどうするという、
明確なルールや戦略が一切なかったわけなのです。
そのため、彼は当初数万の利益を狙っていたのにもかかわらず、
およそ300万ほどの含み損を抱えているそうです、、、。
なんで125円でエントリーの根拠となった、
「もっと伸びると思った」という理由も明確でもなく、
さらに、ロスカットルールやシナリオは不明瞭。
これでは期待値がプラスになるわけもないですし、
勝てる理由が一つもないのです、、。
ここでの教訓は取引を実際に開始する前に、
トレード手法やトレード戦略、資金管理方法を含む、
トレード計画を立てた後に、期待値がプラスとなる際にのみ、
取り組む必要があります。
ぜひ、思いつきでトレードをするなどという、
愚かしい取引や、経験を積むためにとりあえず取引をしてみる、
等という不合理極まりない取引を
することのないようお気をつけください。
経験を積むだけならでもトレードでよいですし、
「実弾じゃないと真剣になれない」
等という方はその時点でトレードの才能がないと
あきらめた方がよいかと思います。
実弾じゃないとトレードをした気にならないという場合は、
それは刺激が足りないことが原因であって、
刺激を求めて取引をすることはギャンブルにほかなりません。
つまらないことを淡々と繰り返すこと、
それによって利益がつみあがるのですから。
また、刺激を追い求めた先にあるものは、
100万円じゃ治まらなくなり200万円となり、
それでも治まらなくなり300万となるという、、、
どんどん投じる資金額が大きくなって行き、
最終的には損失額が膨らみ、貯金がゼロになったり、
悪いと借金が残る人もいます。
ぜひ、副業として「投資」を考えるようであれば、
えいやとやってみるのではなく、しっかりとした、
トレード計画を立てた後、
期待値がプラスになることを確認したうえで、
取引に取り組んでまいりましょう。
こんにちは神田つばさです!
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