「金塊6億円強奪事件」に潜む金密輸ビジネスの「たたき」リスク

 

過去神田には

「金密輸」ビジネスの話が舞い込みまして、
その際のことをブログに書いたことがあるのですが、
地味に検索をなさる方がいるようです。

⇒ 金のアービトラージ?「金密輸」という怪しいビジネスのお話

 

検索ワード「金密輸」で2ページ目に掲載されていて、
毎日複数名の方にブログに来ていらっしゃるようなのですが、
中々関心を持つ方がいる内容なのだなと、
日本の行く先に不安を感じました(苦笑)。

 

そんな「金価格のアービトラージ」ともいえる「金密輸」ですが、
前回の記事では、そのビジネスに潜む「リスク」について
まとめたものの、最近のニュースで触れなかったリスク、
もっと違うリスクが表面化してまいりました。

 

◆前回の記事はこちら
⇒ 金の密輸がはやる日本の背景と密輸者のリスクについて

 

前回の記事では密輸をする際に、税関に見つかってしまい、
利益にしようと思っていた消費税分が
支払わされるケースや、ペナルティとして、
消費税以上の負担を強いられる可能性があるというものでした。

 

しかし今回こんな事件が起こり、
改めて、金密輸者を取り囲む新たなリスクが表面化しました。

 

こんな事件というのはこちら

⇒ 偽警官、金塊6億円奪う 職務質問装い、組織的犯行か 福岡市博多区の路上

※なんとニュースが削除されております、、、
ただ、同様のキーワードで検索をすると大量に出てきますので
興味があれば是非お調べになってみてください。

 

ヤフーのニュースサイトなのですが、
どんな記載なのかを引用すると

 

捜査関係者によると、複数の男性が同区内の貴金属販売店に金塊を売却するためJR博多駅の筑紫口周辺の路上を運搬中、背後から警察官風の衣服を着た複数の男に「警察だ」と声を掛けられた。

男らは金塊が入ったアタッシェケースを渡すよう要求。ケースを調べるふりをして男性らが目を離したすきに、車に乗って逃走したという。男性らが県警に通報し、事件が発覚した。

盗まれた金塊について、男性らは「被害に遭う前日に転売目的で買い取った」などと話しているという。犯行グループが当時着用していた衣服は県外で見つかり、県警がすでに押収している。

(引用元:こちら ← 引用元ニュースはすでに削除されています)

 

売却をしようと考えていた金を、
警察官を装った強盗に、そっくりそのまま
全て強奪されてしまったということなのです。

※ネット内では、「リアルルパン三世じゃん!?」なんていわれていますが、、、

 

おそらく、あまり大っぴらにはできない商売でしょうから、
原則この日に金を売却をする、などということを
知られるようなことはしないでしょうから、
おそらく内部関係者が情報をリークしている可能性
あるんじゃなかろうかとも思えますが、、、

 

いわゆるこれって

「たたき(強盗)」

というリスクになります。

 

金を税関に見つかるかもしれないというリスクを免れて、
やっと苦労して海外から持ち込んでいるのに、
なんと強盗されてしまうリスクがあるのです。

 

しかも、なかなかに後ろめたいお金でしょうから、
被害届を出そうにも出せない、
だから泣き寝入りをせざる負えない、
等というケースもあるはずです。

 

もしかすると、この
「6億円分の金」という以外にも、
被害届を出すことができない金もあったのではないか、
等とうがった見方すらできかねません。

 

いやはや、金の密輸、
今後消費税が10%まで本当に上がるのか、
実は8%のままなのか?

 

そこは分かりませんが、
今後の先行きが気になるビジネス(?)であります。

 

このほかにもなかなか
「豪快な事件」がちょいちょい起きているようです。

10秒で“3億円の金塊”強奪 香港

金塊売った直後の5685万円を強奪 容疑の組員ら逮捕

 

これって金密輸の計画を知っている誰かが
「情報をリークしている」等ということが
予想されるのではないか、などと思ってしまいますが、

もし実践をしている方(しようとしている方)がいるのであれば、
裏切られることがない、そんな人間と組まないと
何かが起きてしまうリスクが高まるのではないか、

等と感じてしまいました。

 

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