平均貯蓄額は関係ない~月収6万円でリタイアした男のお話~

 

神田のブログのアクセスナンバー1の記事は

「60歳の一般的な平均貯蓄額(貯金額)
裕福なリタイア生活を送るために」

という中々渋い記事です。

 

いかに皆さん「老後の生活」に不安を感じているのか、
ということが予想されるキワードですね(汗)。

 

多い時期で毎日120~150名の方、
今でも40~50名の方が
毎日ご覧になってくださっています。

 

ですが、神田がその数字を見て、
ふと思ったことなのですが、

「他人の平均貯蓄額は関係ありません」

ということなのです。

 

勝手に

「60歳の一般的な平均貯蓄額(貯金額)」

なんて記事を書いておきながら、
一体何を言っているんだあんたは、
という感じかもしれませんが、
まぁ話を聞いてください。

 

神田の昔からの友人に

「M上君」

という男がいます。

 

彼は大学卒業後警察官になるも、
刑事課に配属され、殺人現場を見たりして精神的にストレスを感じたり、
土日も仕事が入ってしまうという不規則な勤務に疲れてしまい4年で退職、

その後IT会社に入るも、
残念なことにそこはブラック企業で、
激務の末3年で退職しました。

 

そして何を思ったのか、退職後いきなり

「リタイアメント生活」

を始めてしまったのです。

 

リタイアしたのは29歳の時、
仕事があまりにも忙しい生活を何年も過ごしてきたため、
お金を使う暇もなく、なんと
1000万ほどの貯金があったそうです。

 

29歳のサラリーマンにしては
確かに大きな貯金かもしれませんが、

「もう一生働かないよ、俺は」

というのが、彼に話を聞きに行ったその時に
彼が言い放った言葉でした、、、。

 

「何か仕組みでも作って収入が入るようになっている」

などということであれば1000万の貯金は
十分すぎるほどの金額ですが、
話を聞くと何やらアフィリエイトで
月6万円ほど入るようになったのだとか、、、

 

「ろ、6万円!?」

と、副業であれば十分ではある額かもしれませんが、
メインの収入としてはあまりに少ない額に驚いたのは、
予想に難くないはずです。

 

しかしよくよく話を聞いていくと、

毎月6万円が入り続ければ、
1000万の貯蓄を切り崩しながら一生暮らせる

という結論にたどり着いたのだそうです。

 

大学でも賢い男だったので、
緻密かつ綿密なシミュレーションと計算をした結果として、
至った結論なのだそうです、、、。

 

え、病気になったらどうするの!?

結婚とかどう考えているの!?

子供とか生まれたら、、、???

っていうかM上君の一生って何歳までなの!?

などという部分は、神田は聞くことができなかったので、
イマイチ理解はできませんでしたが、
自信に満ち溢れた様は、中々な男前な顔つきでした。

 

そして、その才能と努力を
もっと稼ぐことに使ったらいいのに、
と思ったことはそっと胸にしまったのでした。

 

緻密かつ綿密に計算されたその内容を
神田は緻密かつ綿密には理解できませんでしたが、
ざっくりいうと

「自給自足生活」

をするということなのだそうです。

 

これを聞けば田舎に引きこもるのかと思ったら、
都心のご近所である

「埼玉」

なのだそうです。

 

それも割と都心よりの埼玉という、、、(笑)。

 

家庭菜園ともいえるレベルの畑に、
野菜を植えて、着々と育てていました。

 

何やらお米とか不揃いな野菜たちをもらうことができたり、
食費がかからない生活ノウハウもだいぶため込んでいるようで、
そのノウハウ、逆にお金に換えてみたりしたら、
いいんじゃなかろうか、とすら思えて来るほどでした。

 

がしかし、かたくなに
俺はこの生活を完遂する、
という、自身のこだわりを譲ることはありませんでした。

 

彼は神田と同い年、
今年36歳なので、もう7年間となりますが、
今なお元気にその生活を続けています。

 

そして、気になる収入ですが、

アフィリエイト収入として6万円をキープ

しているそうです。

 

稼ぎすぎても、その分労力を持っていかれるからと、
うまいこと維持しているのだそうです。

(6万円でよかったら結構簡単に稼げますので)

 

この彼を見て、
「平均貯蓄額」なんて気にしてる場合じゃないわ、
と神田も感じたのでした。

 

別に

「自給自足生活をすればいいじゃん!」

という単純な話ではなくて、自分の人生の「企画力」
上げることの方が重要である、ということなわけです。

 

一見すると彼の生活は

「仙人」

のようではないでしょうか。

 

どこに娯楽があって、何が楽しいのか
神田には全く分かりませんが、
本人はとても満足をしているわけです。

 

所詮他人は他人、自分は自分

自分が満足できる生活がどこなのかを考え、
それを実現させるためにはどうしたらいいのか

という視点を持てば、平均や世間一般がどうなっているのか、
ということに関係なく、自分の人生を楽しく満喫できるはずです。

 

中には、

飛行機乗るの怖いから
海外旅行なんて絶対行きたくないよ

という方もいるので
(これも神田の周りには結構いたりします(笑)、
娯楽へのお金のかけ方は人それぞれです。

 

ゲームが好きな方も、今ではスマホやアプリの充実で、
ゲーム自体にお金がかからないというものも出てきていますし、
むしろ最近では、ゲームを楽しみながら収入を得る方法
なんてものもあったりするくらいです。

 

平均貯蓄額を目指すために、今を切り詰めて、切り詰めて、
苦しい生活をするよりも、人生プランを立てて、
自分はこういう人生を送る、と決めてそれを実行する、
ということをすれば、平均貯蓄額というのは関係ない、
ということが分かるはずです。

 

もちろん、せめて平均的な生活はしたい、
という考え方の人もいると思います。

 

そういう方は、
やはり世間一般の平均貯蓄額をベンチマーク(基準)にして、
M上君が月6万円をキープしたように、
その基準をキープすればよいわけです。

 

人様よりもいい生活がしたい、
という方は、それを上回るための努力・行動をすればいい、
ということですね。

 

実際今の世の中お金を稼ぐ、
ということにフォーカスをすれば、
稼ぐ手段というのは本当にたくさんありますので。

 

ただ、人よりいい生活がしたい、
というよりは具体的な基準があった方がいいとは思いますが。

 

というわけで、
平均貯蓄額を意識する前に、
こういった意識を持ってみると、
また見えてくるもの、自分自身の人生・生活が、
より充実して楽しく過ごせるのではないかと思った次第です。

 

ぜひご参考になれば幸いです ^ ^

 

 

追伸:

「ただ、平均的であればいい」

という考え方は実は全く正しくなく、
今の平均的な生活をしている人が、

5年後日本の平均年収が200万円になってしまいました

となった時に、

俺は平均的でいいから
年収200万円に落ちてしまったけど
今現状に満足している。

なんてなりませんよね???

 

週に1回のお酒が楽しみだったけど、
それが月1回になってしまった、
でもみんながそれを我慢しているから、
俺も我慢するんだ、それが平均でいるってことだから。

などと思いますか?

 

 

たぶんそれって自分の目標とするもの、
理想とするものではないと思うわけです。

 

ちゃんと自分の理想や目標を持ち、
それが上記の内容を踏まえたうえで、
平均的でいることであればそれを維持することをすればいいですし、
明確な基準をイメージすることができれば、
それを目指せばいいのではないかと思います。

 

ぜひご参考になさってみてください ^ ^


 

 
 
 

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