神田に学生時代の友人から、
転職の相談が来ました。
年齢でいうと30半ば
会社でも責任のある立場になりつつあり、
自分の進退も大体決まってきて、
「頑張ったらこのくらい」
「失敗したら降格のリスクあり」
なのだそうです。
その事実を目の当たりにして、
必死に仕事をして、会社に売り上げを立てても、
なんだか報われないなぁ、、、
そんなことを感じたようです。
だから、何か自分の可能性をもっと考えたい、
もっと自分の経験や能力を生かしたい、
そんなことを考え、転職の情報を探し始めたということでした。
転職って、結局サラリーマンが
サラリーマンを継続しているだけでは、、、
などということを考えてしまうのですが、そんなことを言うと、
非常に大勢の方からひんしゅくを買ってしまいそうですが、、、
しかし改めて考えてみると、転職というのは
「より良い条件、より自分を評価してくれるところに行くこと」
ということなのかなと思います。
そこで、転職支援会社「DODA」さんのサイトで
「転職理由ランキング
2015年10月~2016年3月」
という記事がありましたので、
そこからランキングを引用してまいりました。
【2015年10月~2016年3月の転職理由ランキング】
1位 ほかにやりたい仕事がある 12.20%
2位 会社の将来性が不安 9.40%
3位 給与に不満がある 7.50%
4位 残業が多い/休日が少ない 6.10%
5位 専門知識・技術力を習得したい 4.90%
6位 幅広い経験・知識を積みたい 3.90%
7位 雇用形態を変えたい 3.00%
8位 U・Iターンしたい 3.00%
9位 市場価値を上げたい 3.00%
10位 業界の先行きが不安 2.70%
1位の「ほかにやりたいことがある」というこの理由は、
大変非常に素晴らしいことだと思います。
中には、青臭いこと、理想だけを見ていて
現実を見ていない方もいるとは思いますが、
計画的に、戦略的に計画を立てて転職をなさる方は
大変に立派なことであると思います。
また、5位の「専門知識・技術力を習得したい」や
6位の「幅広い経験・知識を積みたい」などは、
非常に前向きで素晴らしい内容だと思います。
この視点で転職をなさる方は、
選ぶ分野や業界が間違っていなければ
非常に将来が安泰、もしくは有望な方であると思います。
7位の「雇用形態を変えたい」や、
8位の「U・Iターンしたい」は
理想とするライフスタイルを実現するため、
ということですので、これもその理由次第ですが、
前向きな転職といえるかもしれませんね。
その他の転職理由は、割と神田の感覚では
ネガティブな内容だなぁと感じてしまっています。
「自分の市場価値を上げたい」というのは、
思考がサラリーマンでい続けるための話だし、
やりたいことがあるわけでもないし、
目標が良く分かりませんよね。
専門知識や技術をつけたい、とか、
経験を積みたいなどということ自体が、
市場価値を高めますし、そこで培ったもの自体が、
自身の将来の選択肢を増やしてくれるわけです。
市場価値ってなんだか抽象的過ぎて、
この奥に何を考えているのか、これが大事なので、
これだけの理由であれば非常に危なっかしい人、
というように見えてしまいかねません。
※あくまで神田の主観なので、該当されるような方は
気を悪くなさらないでいただけたら幸いです。
それであれば、もっと自分の目標や目的に沿って
転職をしてほしいと思います。
給料を増やしたい、という視点であれば、
サラリーマンの仕事の傍ら副業をするという選択肢もありますし、
たぶんそちらの方がよっぽど簡単に収入が増えていきます。
副業をするために、そこそこの給料で、
時間が作れる仕事にするというのは良い選択肢だと思いますし、
給料の高い業界で、自分の能力を高めていく
(必要な知識や経験を積み上げる)
ということも悪い考え方ではありません。
是非転職をお考えになっている方には、
「自分の理想のライフスタイルを求めた転職」や、
「自分の目標や理想を達成するために必要となる
経験を積むことや、能力を高めるというためにする転職」、
こういった前向きな転職をしていただきたいと思っています。
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