固有名詞は避けますが、
先月、某有名システムの運用が失敗しました。
「イベントアービトラージ」という、
指標発表などのイベント時に生じるかい離を、
なぜか一つの証券会社のみでトレードをしていくという
片張りなのに「アービトラージ」という名前がついているシステムです。
といっても、神田の知人のアービトラージャーさんは、
某国内証券会社(D○○.com証券)の片張りのアービトラージシステムで、
利益を上げていましたので、そういったシステムも
ないわけではないようですが。
(後日その方の口座は凍結を食らっていましたが(苦笑))
そのイベントアービトラージシステムは、
海外のホワイトラベル業者と提携して運用をなさっているようでしたが、
その実態は何にも見えないブラックボックスな運用をする、
実質ファンド業者のように見えました、、、
(あくまで神田の主観ですが)
※ホワイトラベル業者・・・海外のFX業者と自分のお客の間に、
自分の会社を立て、そこに白いラベルを貼って
新しい独立したFX業者として取引をする、
このようなスタイルで営むFX業者のこと
自分の口座の中で、システムが稼働する、
いわゆる「口座内運用」というシステムが採用されていて、
実際に自分の証券口座にお金を入れてみると、
間違いなくMT4上に自分の資金が反映されるのです。
じゃあ、実際に取引の瞬間が見れるのかと思っていると、実は、
その瞬間は口座がロックされ、ログインができなくなるのです、、、。
理由は「まねされると困るから」なのだそうで、
もっともらしい理由なので、私自身聞いた時に一瞬納得しそうになったのですが、
ここは非常に注意をしなくてはならないポイントなのです。
それは、神田自身もホワイトラベルという、
証券会社の設立を傍らで見ていたことがありまして、
FX業界についてはそれなりに詳しいのですが、
FX業者が預かる投資家の資金というのは、
管理者が数字で打ち込むだけで、投資家の口座に反映されてしまうので、
ライセンスを持って、当局と呼ばれる、
日本でいう金融庁などの管理下にある業者でもない限り、
なんとでもなってしまうレベルなのが実情なのです。
つまり、損が出たといわれても、
その損失が出たトレードが実行される瞬間を
見たものがひとりもいないのであれば、
管理者が「パチパチ」とキーボードをたたくだけですので、
それは後出しじゃんけんと一緒で、
いくらでも操作が可能である、ということなわけです。
※これはそのシステムと運用が詐欺をしているということを
言っているわけではなく、そのようなことが可能な
システム管理状況であるということを意味しています。
そのため、今回投資家全員の資金が、
大幅に損失を食らったとしても、何も文句が言えませんよ、
ということなわけなのです。
それだけ、運営側が用意周到に準備をしており、
悪意がなかったとしたらそれはそれでよいことですが、
悪意があったとしてもそれに対して投資家が抗うすべはない、
ということになるのです。
なんせ、後出しじゃんけんを許したのは、
それがわかっていて投資をした投資家側なのですから。
投資をする際にも、これがわかっていれば、
投下する資金ボリュームを調整したり、
利益が出たらそれを複利運用するのではなく、
出金し、利益確定をしていくなど、とれる対抗策はいくらでもありました。
実際、神田もこちらのシステムを使った運用に少額ながらも投資をしていて、
早い段階で利益確定をすることで、
わずかながらもおこずかいをいただいていましたし、
神田の友人も結構長期間やっていたそうですが、
投資資金は決して増やさず、最終的な損益でいえば、
利益にはなっていたようですので。
(投資期間を考えると、最後元金を没収されている分
利益率は非常に小さいものになりますが、、、)
口座内運用であれば詐欺はないというのはうそ
「口座内運用であれば詐欺はない」
などと神田も昔は考えていましたが、
最近のFX業者の事情はまた少し変わってきているようです、、、(苦笑)。
ぜひ、投資リテラシーを上げることで、
変な投資案件には引っかかることのないように、
常に情報を集め、知恵をつけてまいりましょう。
そして、投資を人に任せるのではなくて、
やはり自分自身で投資をして稼ぐ、副業をして稼ぐ、
そういった力を身に着けていく必要があると、
強く確信した次第です。
ぜひ今回イベントアービトラージシステムで損失を被った方は、
この出来事を一つの教訓として、新しい第一歩を踏み出し、
前に進んでいただけたら幸いでございます。
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