私は現在スワップアービトラージをしているのですが、
ゆったりのんびりと着実に利益が積みあがっています。
その関係もあって、「アービトラージ」
というキーワードでの情報収集を行っている中で、
「アービトラージはいずれ世界からなくなる」
というような内容が書いてある記事を発見しました。
「えぇ!?アービトラージってなくなっちゃうの!?」
などと心配になり、
思わず前のめりになって読み込んでしまいました。
以下引用文章になります。
それどころか、アービトラージは急速な勢いで、この世から無くなろうとしている。
なぜ昔にくらべ、裁定取引の機会が減ったのか?
答えは簡単、世界中で起こっている情報の非対象の解消(均一化)である。
裁定取引は情報の非対称、つまりある人は知っていて他方は知らない、という状態により生まれる。
そしてこの20年弱、驚異的なスピードで情報の非対象の解消が進んでいる。
交通網の発展や世界貿易の拡大など様々な要因があろうが、大きな要因はインターネットだろう。
一方向であり、検索性も無いテレビは、最大公約数に向けた情報にならざるを得ない。
(引用もとはこちら)
これを読んでみると、
なるほど、全くその通りだな、と思います。
ただし、神田個人としては、
こちらの内容に共感をしますし、
この方は非常に賢い方なのだろうなぁと思う一方
これをそのまま鵜呑みにしてしまうのは、
非常にもったいないなぁと思った次第です。
というのも、、、
自分たちが生きている今現在よりも過去の時代の方が
「情報の非対称」つまりアービトラージとなるものがたくさんあったはずですし、
きっとたくさんの利益を生み出すチャンスが転がっていたのでしょう。
ただその時、その時代に自分たちがいたとしたら
その時代の人たちと同じ条件でその瞬間にいたのだとしたら、
そのアービトラージを見つけることは中々に困難なことだったはずなのです。
だって、それに気づくための材料が
非常に少なかったわけなのですから。
いつの時代であっても、大勢の人が気づいてしまったら、
そのアービトラージはなくなってしまうのです。
その時代にまだ残されていたそういった「ゆがみ」というものは、
まだ世の人々が気づいていなかった、
すなわち気づけなかったものなのです。
今も結局同じであって、
情報化社会となったとはいえ、大勢の人が同一の条件で、
日々あふれ出てくる情報に触れているわけです。
その中でアービトラージを見つけ出す、
というのは一見過酷なことに見えるのかもしれません。
でも、それって昔の人も一緒だったんじゃないのかな?
って思うわけです。
だって、昔がアービトラージにあふれていたんだなぁ、
って思うのはその時代から見た未来にいる自分たちが、
今現在の基準で見ているからなわけです。
じゃあ、きっと何十年、何百年先もの未来から見たら、
きっと今ってアービトラージ、情報や市場のゆがみというものって
絶対あると思うんですよね。
もしかするとアービトラージというものの絶対量は
どんどん減っているのかもしれません。
しかしながら、市場や今現在の経済を動かしているものは、
すべて人間が作ったものであって、
決して完璧なものではないわけです。
そうなのです、
そこには確実にゆがみが生じます。
その理由はその時々で変わるでしょうが、
絶対にゆがみは生じるものだと思うべきなのです。
ただそれをあきらめて思考と止めてしまうのか、
(止めるというよりも違うアプローチに変える、ということなのでしょうけども)
それとも、あると思って常に頭の片隅に置いておくのか、
どちらがよいかは明白だと思います。
というのも、神田の周りには
今現在もアービトラージを実践している人たちがたくさんいます。
この意見の違いはもしかすると、
こちらの引用元の情報の発信者の方の視点が「大手」「大資本」といった
非常に大きな視点から見ているからなのかもしれません。
逆に私神田は小さな視点で見ているからかもしれません。
でも、一個人が資産を形成する際に、
「大手」や「大資本」が参入してこないような、
ニッチなアービトラージが見つかれば、
それって十分ですよね???
たぶん、そういうものって結構あると思います。
「アービトラージなんてあるはずない!」
という思考から、
「アービトラージってどこにあるんだろう???」
と疑問に思う、それがまずは一歩、
非常に貴重な発見をする手掛かりになるはずです。
そんな中、実は神田が「スワップアービトラージ」の
実践方法をまとめたマニュアルを作成しました。
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