スワップアービトラージをここ3年程こっそりとやっていまして、
結構な利益を得させてもらってきたのですが、
ついに来ました、、、
スワップアービトラージに用いていた、
スワップフリー口座がクローズとなりました。
そのFXブローカーは「ZAR FX」です。
■「ZAR FX」はこちらです。
⇒ https://zarforex.com/
まず、スワップアービトラージというのは、
スワップが平均よりも高い業者があるか、
スワップが平均よりも低い業者があれば、
成り立つことのできる手法になります。
まず、神田が取り組み始めたのは、
スワップが平均よりも格段に高い業者があったからなのですが、
そこが少しずつスワップを下げる方向に動き始めたので、
スワップの低い業者を探し始めました。
その中でいくつかスワップが平均より低い業者をスクリーニングし、
何社か渡り歩きながら、収益を確保していました。
そうして、最終的に行き着いた業者が「ZAR FX」だったのです。
最終損益でいうと、この業者に移行してからのことを考えても
最終損失分よりは稼がせてもらっていたので、
神田自身はプラスなのですが、この業者に損をさせられた人が
かなり大勢いるようです。
そこで、注意喚起の意味も込めて、
スワップフリー口座を提供するFXブローカーの顛末について、
一つのケーススタディとしてこちらにまとめてまいりたいと思います。
悪質なスワップフリー業者の手口
「ZAR FX」は私自身もweb上の情報をたどる中で見つけた
FXブローカーでして、裏どりをする前にまずは
少額の資金を突っ込みながら利益を回収し、
そこから資金ボリュームを増やすというサイクルで取り組んでいきました。
(そのため、損失額を最小限に、
むしろ最終的にはプラスで終えることができました)
そして、この「ZAR FX」は、
「スワップフリー口座」を作っていいよ、
ボーナスも100%つけるよ
などとおいしいことを言って、口座開設を誘導していました。
ボーナスが100%ついて、かつスワップフリーなのですから、
スワップアービトラージをやろうと思っている人間からすれば、
こんな最高な業者はありません。
50万円入れておくと、100万円分のポジションを持つことができて、
かつスワップフリーなわけですから。
しかし、初めは「ボーナス部分の出金には条件があります」
といっていまして、これは当然のことなので、
何も気に留めませんでした。
しかも、問題なく出金ができているという情報も
あったくらいでした。
しかし、この部分の文章中の言葉に
「出金条件はFXブローカー側が自由に決めることができる」
という文言が含まれていました。
要するに、「なんでもあり」ということになるわけですね。
FXブローカーが出金したくない、
と言い出したら返金しないよ、といっているわけです。
通常契約書を作成する場合、
自身に有利なように作るのは当然ですし、
証券会社やFXブローカーであればそうはいっても信用商売ですので、
最悪の自体になるまで、要するに倒産をする直前でもない限り、
出金拒否などといった通常であればありえない特例措置を
発することはないはずなわけなのです。
しかしながら、その少しした後に、
「ボーナスを取得した口座は、元金の出金すらも、
特定の条件を満たす必要がある」
というルール変更を行い始めたのでした。
はっきり言って意味不明なのです。
通常この話だけであれば、
ボーナスを返上すれば、口座資金を出金できるんじゃないの?
って話なのですが、それではだめなのだそうです、、、。
要するに事実上の「出金拒否」が始まりました。
その際の条件ほぼ無理といえるレベルのものでした。
50万円の資金を入れて、50万のボーナスを受け取るという場合、
1000ロット(1億通貨分)のトレードをするということなのでした。
1000ロットってFXの取引をする方であれば考えるとわかると思いますが、
1pipsのスプレッドでトレードすると、
ボーナスはおろか、元金までもが手数料でなくなる数値なのです。
しかもドル円のスプレッドは1以上なわけですから、
要するに、ボーナスを受け取った以上は、
元金分は返しませんから、あきらめてくださいね、
ということを言っているに等しいわけなのです。
しかもそれを後出しじゃんけんで出してくるわけですから、
ちょっと脇を甘くFXブローカーの選定をしているものからしたら、
よいカモなわけなのです、、、。
こちらの「ZAR FX」はいまだに新規顧客の募集をしているので、
絶対に口座開設をなさらないようお気を付けください。
普通に取引をするだけならば、
ここを選ぶ理由は一つもありませんし、
選ばない理由はこの記事を見てもらったらわかる通り、
明確なわけです。
まとめると、、、
・「ZAR FX」の口座は絶対に開いてはいけません
・スワップフリー口座を使う際は、同様の結末を想定して、
それでも利益を残す方法を考えるべきである
・とはいえ、こんな結果になったとしても、
やり方次第では優位性を活用した取引が可能である。
ということになるかと思います。
ぜひ、スワップアービトラージというものは、
使えるうちにしっかりと稼いでいく、
さやがなくなったら次のさやを探していく、
この2つのステップのみで取り組んでいけば
利益を着実に残すことが可能となるかと存じます。
ぜひ、スワップアービトラージを一つの手法として、
取り入れてまいりましょう。
ちなみに、神田自身が個人的にこっそりと運用している
「スワップアービトラージ」の実践方法をまとめたマニュアルを作成しました。
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